異常気象と建築の保険と造り方

気象庁は、数十年に一度の異常事態として、広島県・鳥取県・岡山県にも大雨特別警報を発表した。

福岡県・佐賀県・長崎県とあわせ6県で同時に特別警報が発表されていることになるが、これは2013年の運用開始以来初めてのこととなる。広範囲で最大級の警戒が必要とのことです。

今日は、手持ちのの携帯電話、タブレットが警報を度々なります。

近年、地球温暖化の影響と思われ、異常気象により広範囲に大きな災害に見舞われます。

今日もたびたび、気象庁の情報ページから雨雲や河川の状況、土砂危険の発令など見ています。、

かつては、河川の氾濫に見舞われるなどなかったですが、最近は身近な河川や水路でも氾濫が発生するようになりました。

気象庁のホームページから全国の河川の危険度を見ることができます。

このホームページから、雨雲の動きと降水量も見ることができ、これから雨がどれぐらい降るのか予測できます。。

住宅を建てると皆さん火災保険に加入されますが、私はオプションの「水害保険」も入ってくださいと、薦めています。火災保険の追加費用はそれほど高くないです。

木造住宅では床上浸水受けると、床下の断熱材や壁の断熱材と床壁の仕上げが泥水につかり、床や壁の撤去が必要になり、元通りに修復するには、かなり工事費用がかかります。

 

私の事務所はコンクリート造の築30年で、近くに用水路があります。いままで用水が氾濫することなかったのですが、ここ数年は年に1~2回氾濫することあります。異常気象で長期間に大量の雨が降るとともに、長年にわたり地域の市街化が進み、降った雨が土に浸透できなくなり、用水の排水できる水量が限界にも来ていると思います。

 

建物は、1階は打ち合わせと展示スペースにしていて、エントランスは道路との高さが30センチぐらの段差なので、用水が氾濫すると、室内に水が入ってくることあります。

以前1階は無垢の木のフローリング貼っていたが、水害にあい1階を改修することになり、今は、水が入ってきても大丈夫なように、床はタイル貼りにしています。また、エントランス内に段差を設け、打ち合わせスペースの展示棚は、水が上がってきても濡れないように、床から15センチほど上げて設置しました。

 

水害にあったので改修工事を余儀なくなったが、火災保険の更新時に「水害特約」つけていたので、100万円以上必要になった修繕費は水害特約付けた火災保険でまかなうことができ、助かりました。

床上浸水した木造住宅では、修繕にもっと費用がかかります。

 

これからの住宅  で心得たいこと

大雨にも耐えるように 雨に耐える住宅 とするーデザインと工法を考慮する

大きな地震に耐えるように 地震に強い住宅 とするー耐震性

光熱費のかからない  断熱性の高い 住宅 とするー省エネ性

を基本にして個性のあるデザインの住宅を設計する

屋根のない箱型デザインはさける。こちらの記事をご覧下さい。