岡山 倉敷で住宅・建築の設計をしている-建築家の設計事務所ー宇川建築計画事務所です。
住まいと建築のキーワードを「陽・材・風・緑」とし、 設計する住宅・建築に木を生かします。
岡山県北部は全国屈指の国産材生産地です。岡山県のヒノキ生産量(丸太)は日本一です。
日本の森林は人工林1,000万ha、自然林1,500万haあり、日本の木の成長で十分消費がまかなえるほどですが、現状は約5分の1ほどしか利用していません。岡山県の森林では39%は木材を生産することを主な日的として、人手をかけて育てた人工林です。
昔から人は山の木を利用して生活してきました。ヒノキやスギは、まっすぐにのびて成長が早いので、おもに家の材料として使われてきました。そこで、私たちは木を使うために森にヒノキやスギなどを植えて育ててきました。しかし、価格の安い外材大量輸入により、国産材の使用量が減りました。最近は、かつて林業が盛んであった地域でも、住んでいる人が少なくなり、また、木を育てたり、手入れをしたりする人が少なくなっています。
このため、現在日本の森林の環境が悪くなりつつあります。
21おかやま森林・林業ビジョン(改訂版)令和2年3月
岡山県では、平成12年度に「岡山21世紀森林・林業ビジョン」を策定し、50年後の2050年を見通した「森林・林業のあるべき姿」を描き、その実現に向けて取り組むべき基本方針を定めて、森林・林業施策を推進しています。
また、策定から10年が経過した平成21年度には、施策体系や目標数値の見直しを行った上で、令和元年度までの10年間を計画期間とする「21おかやま森林・林業ビジョン」を策定し、これまで、収益性の高い林業による山村の振興や循環資源である木材・木質バイオマス利用推進などの施策を進めてきました。
森林経営管理制度の運用など、森林や林業を取り巻く社会や経済の情勢の変化を反映させた見直しを行い、令和2年3月にビジョンを改訂しています。
岡山県北部は全国屈指の国産材生産地です。県北部の素材市場では、地元をはじめとして中四国・近畿・九州等から多くの国産材の丸太が集荷されて、吉野からも丸太の買い付けに来ます。また県内には、多くの製材工場が立地し、岡山県北部は国内でも有数の大国産材産地とであり、私もよく製材所を訪問します。これらの製材工場の多くは、構造材や造作材等の加工に応じて専門・分化され、そこから生産される製材品は、寸法や乾燥など優れた品質の「美作材(みまさかざい)」ブランドとして全国に知られています。
岡山ではこうした優れた木材を、住宅や建築に手軽に使えます。
こんな木がふつうの住宅や建築に採用できます。
毎年、「おかやまの木で家をつくる」と支援が受けれます。
新築住宅で 県産材乾燥材を使用すると 一戸あたり20万円、県産森林認証材を使用すると 一戸あたり12~24万円
主要構造部材に県乾燥材を8M3以上、県産森林認証材を4M3以上使用する住宅 が対象
4月1日からその年の予算があるまでです。ー注意
詳しくは岡山県林政課のホームページをご覧下さい
住宅以外の建築物でも岡山の木を使うと支援が受けれます。