岡山 倉敷で住宅・建築の設計をしている-建築家の設計事務所ー宇川建築計画事務所です。
当事務所が設計監理した店舗や一般建築を紹介するギャラリーです。
私たちは建築素材や木を生かし、省エネ性やSDGsこだわり、オリジナルなデザインで設計しています。
岡山の中区役所近くの3階建てビルを改修しました。このビルは1・2階は空き室になり外壁の劣化も進み、建替えか改修が検討されていました。検討の結果「収支が難しい建替え」でなく「今の建物を活かして改修して、ビルの活性化」を目指しました。
1階にはフランス田舎風レストランーAuberge829 オーベルジュ ヤニクを2023年6月13日に オープンしました。(駐車場多数あります)
レストランのオーナーは日本在住のフランス人シェフで、ピザ、パスタとフランス田舎料理です。
829はシェフの名前ーヤニクさんから 覚えやすい数字で 829 にされています。
ピザ窯はイタリアから直接輸入し、こだわっています。
ビルの入口やお店のインテリアは、シェフのヤニクさんのフランスのふるさとをイメージしたプロバンス風です。
住所 岡山市中区浜三丁目10-35-3 TEL 090-8995-8293
このプロジェクトの特徴ー蘇る(よみがえる)建築
・古くなったビルを改修してリノベーションにより再利用・活性化する
・1階・2階に生涯学習や国際交流の場を提供
・オーナーも参加してモノづくりするーDIY
・職人さんのやる気、技を生かすー職人さんの顔の見えるモノづくり、楽しんで作業されました
・SDGsへの取り組み
SDGsに賛同して、屋根に太陽光発電パネルを設置し省エネルギー化を図り、店舗に使う木は倉敷の古民家の柱や梁や板を使います。
これからは空家や空ビルをリノベーションして、資源の無駄づかいを避け有効に生かし、地域の活性化が望まれます。
右がフランス人のオーナーシェフのヤニクさん、左がフランスから来られたシェフ
メイン料理はピザとパスタ、写真はハンバーガーー昼はランチメニューあります
フランス家庭料理とお酒ービストロ
フランス田舎レストラン Auberge 829 オーベルジュ ヤニクの工事が 2023年1月始まりました。
築100年になる「倉敷の古民家」が解体されるので、解体に先立ち この店舗のインテリア・構造に使える 柱・梁・板などの部材を、オーナー、シェフ、大工さんと選びました。
木の中に地球の二酸化炭素CO2を蓄積しているので、こうした部材を活用してCO2の放散を防ぎ、SDGsに少しでも貢献します。
また、倉敷の古民家の木がフランスの田舎風のオーベルジュ ヤニクのインテリアに蘇り(よみがえる)ます。
店舗内にはSDGs 地球温暖化を防ぐため、暖房用にペレットストーブを採用しています。
フランス人コックのヤニクさんは長年 岡山でキッチンカーでピザやパスタを提供しています。
昨年の秋、ビルのオーナーとヤニクさんはイタリアに行き、ピザ窯を選びに行かれました。ビストロで使用するピザ窯を国内で探しましたが、ヤニクさんの気に入るピザ窯に出会えなかったので、コロナ禍ですがイタリアまで行き輸入することにしました。船便で神戸港に届き、本日店舗内に搬入しました。
ピザ窯を梱包していた木材(イタリアから運ばれた木材)も店舗の壁に使っています。
フランス人のコックのヤニクさんー・1階・2階に生涯学習や国際交流の場を提供 の名は お名前のヤニクから覚えやすいように数字で829にしています。今日はビルの外装の色を相談します。
倉敷の古民から搬入された柱や梁材、板類をどこに使うか? 若い大工さんが設計図を吟味しながら選びます。
大工さんは新しい材を使うより手間はかかります。木の加工中 自動カンナの歯は何枚もダメになったそうです。
大工さんや各職人さんのやる気が頼りです。
エントランスの使用した木材は、解体された倉敷の古民家の部材を活用しドアと瓦は輸入品。フランス人シェフによるピザとパスタをメインにしたフランス田舎風レストランですが、少し高級感が出ました。
店舗内部の造作も進んでいます。解体された古民家の木材や部材を活用。写真の左の方がフランス人シェフです。日本語で会話できます、フランス語で話したい方は、Auberge 829 オーベルジュ ヤニクがオープンしたら来て会話してみてください。
今日は設置するペレットストーブについて打合せしました。
ペレットストーブは木のチップから製造されたペレットを燃料にして、環境にやさしい暖房です。ペレットストーブは薪ストーブと比べて、煙が少なく燃料が自動供給され操作・温度管理もしやすいので採用しました。
ペレットストーブの背面は、備前の会社で調達するリサイクル耐火レンガを積みます。